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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | ムーミンの国フィンランドの心─「物語を作る、物語を生きる」 |
内容 | 初めてフィンランドに興味を持ったのは幼稚園のころで、アニメのムーミンがそもそもの入り口となった。デパートの催し物で着ぐるみのムーミンと写真を撮るぐらいにムーミンが好きで、とりわけ『ムーミン谷の彗星』のアニメが好きで繰り返し見ていた。ほのぼのしたムーミン家族にふりかかる自然災害に立ち向かう冒険にとりこになった。大学生になってふたたびムーミンと書籍という形で再会して昔をふりかえるとともに、作者であるトーベ・ヤンソンひいてはフィンランドに興味を持つようになった。村上春樹とも親交の深かった河合隼雄の書籍に出会い、その中で「物語」を教育の視点から読んでいくのはとても興味深く感じられた。そして物語のもつ力に強い魅力を感じるようになった。大学四年時に実際にフィンランドに留学したのはそういった経緯による。この論文では、フィンランドとはなにかを、国民性といった気質や自然について考えながら、フィンランド留学を振り返るとともに、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンについて、その物語世界について「自己治療と物語」の教育学的な観点から、両者を結びつけて考察した。 |
講評 | 本論文は、フィンランドとは何か、フィンランド人とは何かということを、ヤンソンの描くムーミン・シリーズをクローズアップしながら論じたものである。河合隼雄の物語論を用いて、ヤンソンの物語世界を読み解いている点で評価できる。 |
キーワード1 | フィンランド |
キーワード2 | トーベ・ヤンソン |
キーワード3 | ムーミン |
キーワード4 | 物語 |
キーワード5 | 河合隼雄 |
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