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学科 | 社会学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 日台国際結婚の実態 ―日本人妻たちのネットワ―クについて― |
内容 | 近年では台湾の高度成長と国際化に伴い、台湾と日本の交流が盛んに行われるようになった。それにより、台湾人の夫を持つ日本人妻のカップルが台湾において増加していること明らかとなる。本稿では、台湾人の夫を持つ日本人妻に焦点をあて、彼女たちが台湾でどのような社会的ネットワークを組織しているのか、また彼女たちがどのような活動を行っているかについて考察する。そのために、まず日本と台湾においての国際結婚について調査し、さらに日台婚姻関係の歴史の流れをつかむ。また現在台湾に在住している外籍配偶者のデータをぶんする。それらの歴史背景や現状を知った上で、本稿のテーマでもある台湾に在住している日本人妻のネットワークについて調査する。本稿は台湾南部を拠点とした日本人妻会「ひまわり会」に焦点を当て、彼女たちの会員構成、主な活動について詳しく調査する。 |
講評 | 台湾出身の自分自身の人脈を生かしながら調査した研究で、アンケートやインタビュー、あるいは組織の内部資料も活用し、元会員や非会員にまで話を聞いて、貴重なデータが得られている。その結果、台湾南部における日本人妻の会が、戒厳令解除以降から、今ほどインターネット情報が発達する以前の時期において最も機能していたことが垣間見られる点は、興味深い。研究の進行が遅いのは心配させられたし、形式面・文章表現・論理展開等ではまだ改善の余地があるが、海外に定住する日本人ニューカマーの社会ネットワークの一事例研究としては成立している。 |
キーワード1 | 国際結婚 |
キーワード2 | 日台関係 |
キーワード3 | 日本人妻 |
キーワード4 | |
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