詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 女子ネットワークにおける遊び場の役割 |
内容 | 現代の若者のネットワークやコミュニケーションにおいて、携帯やSNS等のコミュニケーションメディアに関する研究が盛んにされている。その研究では、若者の人間関係は先に挙げたコミュニケーションツールによって、希薄化しているのではないか、反対にツールを用いて人間関係を選択化することによってむしろその関係は濃密化しているのではないかという議論がされている。 このように、コミュニケーションメディアが取り沙汰されている中で、会うこと、つまり対面でのコミュニケーションに視点を置き、特にその対面コミュニケーションが行われる「場」を若い女性がどのように使い分けているのかを分析した。 結果、対面コミュニケーションは今なお重要なコミュニケーション方法であり、カフェ・居酒屋・買い物・パンケーキ屋・カラオケ・家のよく利用される遊び場は「話す場」・「趣味嗜好を共有する場」・「プライベートに関わる場」として使い分けられている。 |
講評 | 若者の社会ネットワークやコミュニケーションというと、とかくインターネットや携帯電話などの媒体を介したものが扱われがちなところ、むしろ実際に顔をつきあわせる対面状況に注目し、「遊び場」をどのように選択するかを、「遊びネットワーク」のあり方から分析するのはユニークな視点である。データが集まっても結果がまとまるのに苦戦していたが、「話す場」としてのカフェと居酒屋、「趣味嗜好を共有する場」としての買い物・カラオケ・パンケーキ屋のように、「遊び場」の機能にもとづく選択的な人間関係のあり方が何とか取り出せたのは幸いである。 |
キーワード1 | 対面コミュニケーション |
キーワード2 | 女子ネットワーク |
キーワード3 | 遊び場 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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