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学科 | 社会学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 「ソーシャルノロケの社会学 ―なぜカップルたちはSNSでのろけるのか―」 |
内容 | のろけるとは、自分の配偶者や恋人との仲や出来事を他人に自慢することであるが、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の普及により、人々はますますのろけやすくなった。ソーシャルノロケである。本稿では、現代におけるノロケ、その中でもSNSにおけるノロケの在り方についてフォーカスし、研究を進めた。ソーシャルノロケには、TwitterやFacebook、Instagramなど様々なSNS が使われるが、それぞれの機能や特徴、のろける際の使い分けや例などを示し、SNSごとの傾向を掴んだ。その後のアンケート調査とカップルフォトサイト「Lovegraph」への反応を分析し、ソーシャルノロケを5つに分類した。幸せ共有型、報告型、周囲牽制型…それらのノロケに対して、人々は【二つ】の感情を抱く.その背景には、どんな社会背景があったのか。どんな心理が隠されていたのか。それらを、社会心理学などの視点から、解き明かしていく。 |
講評 | 2010年代に入って、SNSは急速に普及してきた。ここにいたって感じるのは、SNSのオヤジ的特質だ。「ほら、オレにはこんなにたくさん友だちがいるんだぜ」「こんなことも知ってるよ」などなど、SNSはオヤジ的自意識の発露の場と化している。しかし、さすがのオヤジも「いまこの人とラブラブです」とはいいにくい。この論文がいうソーシャルノロケはやはり若い人の特権的SNSである。しかし、オジサンが若い時にSNSがあったとしても、ソーシャルノロケは流行らなかったと思う。なぜなら、当時は多くの若者たちが「リア充」だったから。この研究はまさに「今」の若者論として秀逸な研究である。 |
キーワード1 | のろけ |
キーワード2 | SNS |
キーワード3 | 社会心理学 |
キーワード4 | カップル |
キーワード5 | |
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