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学科 | 社会学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 「サッカーユースの未来―何か光るものを失わせないために―」 |
内容 | 日本サッカーは急成長している一方で、W杯ベスト8の壁を越えられないでいる。この壁を乗り越えるためにはクラブチームの若手育成の改革が必要である。 日本のサッカーユースの特徴として①部活からプロ②ユースの選考基準は技術より体格重視③サッカーという職業が社会的に認められてないというものである。 一方で海外は①下部組織からプロ②体格より何か光るもので選考③サッカーが素晴らしい職業と見なされているという特徴がある。 以上から日本のクラブチームの下部組織が発展途上であるという現状が浮き彫りになる。 この現状を打破するためにメキシコのリーグ運営、アルゼンチンのユース育成術など「世界の良きもの」を取り入れることで、日本のユース育成を今こそ改革すべきだと考えている。また、サッカーに没頭できるようにサッカー選手のセカンドキャリアを保証する環境を作るべきだ。 この地道な改革が未来の日本のW杯優勝に繋がると確信している。 |
講評 | やや雑駁ながら読ませる論文である。それは著者自身が少年の時からサッカーチームに所属しながら、身近にユースのチームやクラブと試合をした経験があり、それをふまえて若手育成について論じているからである。しかし、もう一歩「社会学的な」考察を深めてほしい。経済の衰退がいわれるものの、中南米や南欧と異なり、日本は進学率の高い組織化された企業社会である。移民を社会の下層に抱える西欧や北米とも異なっている。なお多くの親は子どもが少しでも良い学校と良い会社に入ってくれることを願っている。その中で、どうしたらユースを育成できるのか。他の社会はモデルにならないのではないか。 |
キーワード1 | 何か光るもの |
キーワード2 | サッカーの社会的地位 |
キーワード3 | ユース育成環境 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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