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学科 社会学科
年度 2014
ゼミ名 小林 久高
タイトル 方言羞恥の構造と現代の方言像
内容 「花子とアン」で吉高由里子演じる村岡花子が言う「こぴっと」は、今年の流行語大賞にノミネートされた。今や方言は魅力的なものだと人々に受け入れられている。しかし、かつて方言は「恥ずかしい」ものだった。
本稿では、方言が魅力的だと受け入れられるまでにどういった経緯をたどってきたのか、
また方言を恥ずかしいと感じる構造、そこからわかる現在の方言像を見ていく。言語統一の必要性が高まりから、標準語を制定し教育やマスメディアなどで普及していったが、それによって標準語と方言に優劣が生じ、方言コンプレックスを生み出してしまった。彼らを追い詰めた「恥ずかしい」という感情がどういった構造で生じたのかを、都鄙の問題や、言語と準拠集団と他者からのまなざしの問題、また集団構成や方言イメージという様々な角度から考察していく。また、現代において方言が魅力的なものだとされるようになった「方言コスプレ化」の現象にも触れ、この現象の仕組みや理由を読み解いている。
講評 準拠集団論を基にした説明図式が興味深い。
キーワード1 方言
キーワード2
キーワード3 コスプレ化
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