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学科 社会学科
年度 2014
ゼミ名 小林 久高
タイトル コミュニケーションにおける音楽趣向と親密性の研究 ―大学生へのインタビューの事例からー
内容 本論文では、高校生への音楽的話題を用いたコミュニケーションに関するインタビューに基づいた先行研究を参考に大学生へのインタビューを行い、大学生の音楽趣向や音楽的話題を用いたコミュニケーションの実態と親密性に関して研究した。
その結果、音楽的話題を用いたコミュニケーションでは、個人的に好む音楽であるパーソナル・ミュージックをさらけ出してコミュニケーションすることは少なく、同世代に共通するコモン・ミュージックを用いた表面的な会話していることが判明した。
また、音楽的話題を用いたコミュニケーションで親密性をもたらすことは少なく、むしろ音楽趣向の違いから嫌悪感が生まれる場合があることが判明した。
これは、音楽に関心のある者が関心のない者に対して、自己の中で音楽におけるアイデンティティを確立していないことに過小評価していることから生まれるものであるといえる。
つまり、大学生の中の音楽に関心のある者は、様々な音楽を聴き、「音楽」という自分を表すもののひとつとして、一種のアイデンティティを確立し、他者との差別化を図っていることが判明した。
講評 嫌悪感の検討部分が興味深い。
キーワード1 音楽趣向
キーワード2 コミュニケーション
キーワード3 親密性
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