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学科 社会学科
年度 2014
ゼミ名 小林 久高
タイトル 現代若者における嫌消費傾向に関する考察 ―クルマと酒の事例から―
内容  「近頃の若者は…」古くは古代エジプトの壁画の中にも見られたと云われるほど、いつの時代も年長者たちが好んで使用する使いふるされた決まり文句である。「非若者」にとって若者は理解しがたい存在のようである。若者の行動や心理に関する先行研究の多さがそれを物語っている。しかしこれらは「非若者」の立場から記されたものであり、若者でない彼らは若者から集めた様々なデータを基に推測することしかできない。若者不在の若者論で誤った認識が浸透することは若者にとっても、そしてそれを理解しようと努める上の世代にとっても不幸なことであると思う。
 本稿では、近年になって多用されはじめ、ほとんど決まり文句になっている感のある「若者の○○ばなれ」といった類の現象の考察から、現在若者と呼ばれている我々世代がいったい何をどのように考え生きているのか、その一端を示したい。今回は「クルマばなれ」「酒ばなれ」という比較的メジャーなふたつの「○○ばなれ」現象にスポットを当て、そもそもそうした現象は本当に起こっているのかという確認、そして若者がそれらを手放すに至った社会背景や考え方を探っていこうと思う。
講評 ルポやインタビュー部分が面白い。
キーワード1 若者
キーワード2 クルマ
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