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学科 社会学科
年度 2014
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 女性誌記事に見る読者関心の変遷―1983~1993年の『JJ』をみる―
内容 1983年~1993年までの女性誌『JJ』の記事内容を概観し、読者の関心変遷を追った。特集記事はそれぞれの内容に則して進学、消費行動、仕事観に分類している。記事の推移に発行当時の社会背景と、読者が生まれ育った世代感覚とを関連付けて考察を行った。
89年~91年のバブル崩壊期をまたぐ記事変遷をみていく上で、その影響が記事に表れている様子が確認できた。大まかな変化をバブル期、崩壊後と分けてみると、消費行動と自分らしさ志向の2点に変化がみられた。バブル期には「世界の一流品」など高級品を扱った記事が多く、後者には「安くても良いもの」を取り上げる記事が多くなっている。また、バブル期以降には「自分らしさ」を意識した記事内容が徐々に増加していることがみてとれた。ファッションや仕事についての記事に、その傾向がより反映されている。また、全体を通して海外ブランドが多く取り上げられていたことから、83年~93年のどの号にも欧化の影響が見られた。
講評 おもしろいテーマだと思う。資料もよくまとめられている。この論文ではJJを取り上げているが、全体としてJJ自体の分析なのか、あるいはJJを使った女子大学生のライフスタイルの分析なのか、明確でない。そのあたりの方向性をきちんと定めて進めていくと、まとまりが良くなったと思う。
キーワード1 女性誌
キーワード2 読者関心
キーワード3 変遷
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