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学科 | 社会学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 義務教育における学力水準の地域間格差とその要因―大阪市の事例― |
内容 | 平成19年度より文部科学省により実施されている「全国学力学習状況調査等」の結果を用いた分析が多くなされている。その中には、テスト結果において秋田県や福井県などの日本海側の「いなか」と呼ばれる地域の成績が高いことから、都鄙問題は小さくなり、学力を規定する要因が「経済的」格差から「つながり」格差へと変化していることを指摘するものが見られる。 本研究では、全国ではまだまれである全国学力学習状況調査等の結果を学校ごとに公表することを開始した大阪市のデータを用い、狭い地域に限定した場合でも全国と同じような傾向が見られるのかを分析した。「つながり」格差の変数としては定住率や一世帯平均成員数などを用い、「経済的」格差の変数としては管理的職業率などを用いた。結果として、大阪市という地域に限定して分析をした際には、学力と「つながり」格差との関連はほぼ見られず「経済的」格差との関連が大きくみられるということが明らかになった。 |
講評 | テーマ自体は興味深いもので、これまでこのデータを用いた研究がないという意味でも、価値はある。ただし、各区別に集められた階層変数や人口などがどのような意味を持つのか、実数で見るのが良いのか割合で見るのが良いのかなど、もう少し各変数の持つ意味を考えて、全体をまとめた方が良いものになったと考える。 |
キーワード1 | 教育 |
キーワード2 | 地域 |
キーワード3 | 格差 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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