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学科 | 社会学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 学生時代の職業的社会化経験が職業観・キャリア行動に与える影響 |
内容 | 近年、新卒学卒者の3年以内の離職率は30~40%である。新卒学生の組織適応が円滑でないことが原因の1つとして考えられる。従来の研究では入社前のキャリア探索行動、職業意識が組織適応に影響することが明らかになっている。 本稿では学生時代の職業的社会化経験が職業意識の形成・キャリア探索行動に影響すると考え、学生のインターンシップがキャリア探索行動・職業意識にどのように関連するかを調べた。キャリア探索行動≒「就職活動にどれほどの頻度で取り組んだか」としている。結果、インターンシップに参加している学生の方が競争的な将来志向・ステータス志向の職業観を持つ傾向にあり、就職活動にも積極的に取り組んでいることが明らかになった。インターンシップで社会人と接したり、業務経験を経ることは将来の職業イメージを描きやすくするためであろう。インターンシップへの参加は将来志向・職業観・就職活動へのコミットを媒介し、組織社会化に影響すると考えられる。 |
講評 | 問題意識は明確で、それを実証しようとしているところは評価できる。しかし、実証しようという点が時間的な順序にしたがった因果的な構造であるのに、実際に用いるのが横断的データであるため、そこに齟齬が生じている。それをどこまで埋めていけるかが重要だが、データの特徴を十分に意識した解釈ができていない。発見された変数間の関連には、様々な解釈可能性があることを前提として書く必要がある。 |
キーワード1 | 職業社会化 |
キーワード2 | インターンシップ |
キーワード3 | 職業観 |
キーワード4 | 就職活動 |
キーワード5 | 組織社会化 |
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