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学科 社会学科
年度 2014
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 新しい移民の誕生―文化規範の差異に基づく移民―
内容 グローバリゼーションや世界の多角化は、現在の移民の形を多様化させた。越境活動を行う人の数は増える一方である。移民は文化や経済、政治などあらゆる面から社会に影響を与える。そのため移民研究はその重要性を増しているが、具体的になされているとはいいがたい。移民に関する先行研究は、経済学的・政治的視点からのものが多く一義的であるという欠点がある。移民に関して、様々な分野の視点から注意深く考察する必要性が生じている。
本稿は、移民の先行研究に警鐘を鳴らすとともに、新しい移民の原因の可能性を示すことを試みる。「文化規範選択論」という理論 を打ち立て、移民を行った人にイ ンタビューを行い分析することで、「文化規範」の差異と移民の心理・行動に関係があるか どうかを検討する。これまでの研究の経済的 、政治的な見解 に加えて、移民を社会文化的、心理的な視点から検討することで、現在移民研究が抱えている課題に切り込む。
講評 移民に関する新しい「理論」を提唱し、それを実証しようとした意欲は評価できる。移民という現象について、これまでの理論でどの程度説明でき、この新しい理論によって新たに何を説明できるのかをクリアにすることが必要である。加えて結論でもこの点を踏まえて、議論できれば、さらに良い論文になった。
キーワード1 文化規範
キーワード2 移民
キーワード3 選択
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