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学科 メディア学科
年度 2008
ゼミ名 青木 貞茂
タイトル 秋山晶の作品にみるコピーライティング手法分析
内容  本論文は秋山晶という、72歳という年齢をものともせず活躍する一人のコピーライターの焦点をあて、そのコピーライティング手法の分析し、後続のコピーライター達が学ぶべき要素を見いだすことを旨としたものである。筆者は彼の最たる特徴として「秋山晶は優れた役者である」がために数々の商品をヒットへと導くことができたのであるという仮説を立てた。
 その検証として筆者は三つの段階を踏み、優れたコピーライターと優れた役者の共通項を探った。一段階目は彼の技術的なライティング手法と、秋山のコピー哲学の分析である。ここで広告において彼が重んじるイメージ喚起と、自分の言葉を語ることの重要性が分かる。次に長年関わるキユーピーマヨネーズとキユーピーハーフを実例に挙げてそ前述のイメージの創造やターゲットになりきって発信するコピーが生み出す効果を実証した。これまでの検証から秋山が40年以上第一線のコピーライターとして活躍できている最も重要な要素がターゲット=役になりきることであると筆者は考えた。そこで最後に役者論の観点から秋山が無意識的に行っていたクリエイティブ術を分析し、仮説「秋山は優れた役者である」を証明した。
講評 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、
ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。
広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった
ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。
キーワード1 秋山晶
キーワード2 コピーライター
キーワード3 役者/俳優
キーワード4  
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