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学科 社会学科
年度 2015
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 企業の不祥事と社会的責任 雪印乳業・雪印乳業グループの不祥事を例に
内容 今日、社会的信頼を失わせるような企業の不祥事についてのニュースをよく耳にする。企業がこのような不祥事を起こした時、企業倫理が問われる。不祥事を起こしてしまった企業は、社会からの信用を失い、場合によっては莫大な損害賠償、慰謝料を払うことになる。なぜ、企業の不祥事が跡を絶たないでいるか。本論文では、その背景や日本企業の不祥事の歴史を探り、不祥事への対処として企業が取り組む社会的責任(CSR)について触れている。不祥事が起こる要因としては、組織風土が時代とともに変わってしまうことが企業倫理を欠く大きな要因ではないかと私は考える。雪印乳業・雪印乳業グループを事例に挙げ、企業倫理がいかなる要因により影響され、形成・変容していくかを分析・考察していく。組織風土は不変ではなく、変容するものであるため、企業倫理に与える組織風土の変遷および企業を取り巻く環境要因の変化を歴史的観点から分析している。また、不祥事を起こしてしまった企業が経営再建を図るには何が求められるのかについても言及する。
講評 企業の不祥事が起こるたびに企業の社会的責任が強調される。利益追求と社会的責任の両立はむずかしいが、この論文を読むとリストラの不安など、近年は働く人たちに倫理的判断力を保つことがむずかしくなるほど大きなストレスがかかっていることがわかる。取り上げられた事例から、食品産業固有の難しさについても分析を深めるとさらによかったのではないかと思う。
キーワード1 企業倫理
キーワード2 企業の不祥事
キーワード3 社会的責任
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