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学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 社会学から見た“野球” ~地域や都市との関わり方~ |
内容 | 野球はアメリカで誕生し、日本へと伝わってきた。アメリカではもちろん、日本でも国 民的スポーツとして親しまれてきた。はじめは、都市圏のみで行われていたり、テレビを つければ巨人の野球中継が必ず行われていたような時代であったため、国民のほとんどが 巨人ファンであった。インフラの発達やメディアの発達と共に他のチームの試合も放映さ れるようになり各球団ファンを獲得してきた。 また、今ではメディアの発達により、実際に球場に足を運ばなくとも試合を観戦できる ようになってしまった。この現象により、各球団は地域に密着したチーム改革を行わざる を得なくなった。各球団努力しているものの、未だに巨人ファンの数が一番多く、地方の チームは親企業に頼らなければ赤字というのが実際問題である。 アメリカでは都市以外のチームであっても財政的に余裕があったり、多くのファンを獲 得している。アメリカのやり方を模倣しろとは言わないが、参考にする必要はあるだろう。 今後は独立リーグの発展、そして地域の活性化、日本の活性化に繋げていくためにも、 球団、親会社、ファン、選手が(綺麗ごとになってしまうかもしれないが)、力を合わせて 共存していかなければならない。その意識を強く持たなければ、野球界の未来は暗いもの となる。 |
講評 | 元野球少年によるラブレターのような論文。野球は組織的なスポーツであり、いろいろな人が参加しやすい。しかし著者が指摘するように、日本ではあまりにもメディアの力に頼って発達してきた。そこでもう一度、地域を基盤に活性化を考えようという。そのためには、まず大人が子供とどうやってキャッチボールする時間を増やすか、みんながどうすれば野球を好きになるかを考えたい。 |
キーワード1 | 地域密着 |
キーワード2 | 都市化とメディア化 |
キーワード3 | 共存 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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