詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 対人関係の希薄化と若者たちのコミュニケーション能力 |
内容 | 対人関係の希薄化は個性化教育により共有できる基盤を失ってしまったことにより、不安定な関係性になってしまった対人関係を、再び安定させるためのテクニックとして生まれた「優しい関係」の産物である。また、この繊細で壊れやすい優しい関係を維持させる若者たちのコミュニケーションのとり方を見ればわかるように、彼らのコミュニケーション能力は低下したのではなく、適応の結果として変化しただけなのである。そして対人関係の希薄化が、彼らの関係性に与える影響は、優しい関係を維持することで精いっぱいの彼らは、その外部の希薄化した関係性にまで目を向けることはできず、それにより、一層優しい関係という狭い世界に没入しがちになるというものである。このことから、環境に適応しコミュニケーション能力変化させた結果生み出した優しい関係も、理想の関係性とはいえず、自己呈示などの解決法を探る必要がある。 |
講評 | 文献とインスピレーションをもとに作成された論文。時代の変化と若者の対人関係の変化についての記述は面白い。もっと時間をかけて作り上げればよりよいものになったと思う。 |
キーワード1 | 優しい関係 |
キーワード2 | コミュニケーション能力 |
キーワード3 | 自己呈示 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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