詳細 | |
---|---|
学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 成人への移行プロセス ―『フリーター、家を買う。』に見る若者と家族の社会学― |
内容 | 人は集団に属して大人として社会で生きていくために必要な知識や技術を吸収し、子どもから大人へ成長する。 その集団の中でも、人が生まれてから初めて所属する家族と言う集団は、最も基礎的な集団である。家族は情緒的つながりや役割を維持・強化・変更させながら家族関係を維持する。時には困難を乗り越えるために情緒的関係や役割の維持・修正等をして、ストレス源に対処する。こうして子どもは家族、主に両親から知識や技術を学びんでいく。そして家族外の集団と関わりを持つようになるにつれて家族外の集団との関わりが増え、大人になっていくのだ。 大人になるために必要な要素は「家族と良好な情緒関係を形成し、困難に適応していくこと」、「家族外の人間と関わること」の2つだ。したがって、大人とは、家族や家族外の人間関係において良好な関係を築くこと出来る人間のことである。 |
講評 | 前半に家族社会学や発達心理学の議論の紹介があり、後半でドキュメント分析がなされる堅実な論文。前半と後半の議論が比較的うまく接合されている。 |
キーワード1 | 成長 |
キーワード2 | 大人への移行 |
キーワード3 | 家族 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |