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学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 墓・葬式の変遷にみる社会状況の変化 |
内容 | 近年、無縁墓が日本社会における重大な問題として取り上げられるとともに、墓・葬式の新しい方式が次々と出現している。本論文では、これらの墓や葬式をめぐる変化をまとめるとともに、この変化が表している社会状況の変化を読み解くことを目指している。まず、歴史的な墓・葬式の展開への分析から、明治時代において政府の政策によって民衆の間に確立された墓・葬式の制度が、第二次大戦以降の人口の大移動と世帯の分裂により維持が不可能となり衰退してきたことを示した。続いてこの衰退によって起きた家族観・死生観といった社会意識の変容がどのように人々の行動を導いてきたを考察し、最後にこの変容による需要面での影響を直接受けてきた葬祭業者が、自らも積極的に墓・葬式を市場化の舞台に乗せ、ビジネスの拡張を目指していかに動いてきたかを明らかにした。 |
講評 | 文献をもとに作成された論文。テーマの面白さは光るのだが、もう少し深く広い考察がほしいなあと思う。 |
キーワード1 | 無縁墓 |
キーワード2 | 永代供養 |
キーワード3 | 市場化 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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