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学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 森川 眞規雄 |
タイトル | 台湾における高学歴化 |
内容 | 現在、台湾では高卒進学者が95%を越え、多くの国民が大学や専門学校といった高等教育機関に進学している。2010年には、大学進学者数が約24万人となり、大学進学率は7割となった。この高等教育機関への進学率を支える要因として「升學主義(以下、進学主義と表記する)」が挙げられる。「進学主義」とは、中国古来の教育観念の「万般皆下品、唯有読書高(学歴を持つ者は最高位にあり、他は皆下位の者である)」に由来しており、現代においても台湾人の教育思想に影響を与えていると考えられている。しかしながら、「進学主義」のみが台湾の高学歴化の要因であるとは考えにくい。本稿では、先行研究調査と台湾人留学生へのインタビュー調査を通して、台湾の高学歴化における「進学主義」以外の要因を探り、高学歴化が台湾社会にもたらす影響について考察する。 |
講評 | 台湾における高学歴化について、先行研究の考察とインタビュー調査を用いて分析したものである。論文の構成・論理展開に迷いがみられ、説得力を薄めているきらいがあるが、全体として大きな破綻はみられない。卒業論文として一応の水準を満たしたものと判断する。 |
キーワード1 | 台湾 |
キーワード2 | 高学歴化 |
キーワード3 | 大学生 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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