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学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 森川 眞規雄 |
タイトル | 大学とボランティア―大学生のボランティア観の考察― |
内容 | 1995年に起きた阪神・淡路大震災、その翌年の日本海沖で起きたナホトカ号からの重油流出事故において多くの学生ボランティアが集まった。これらを契機に大学でのボランティア教育が重視されるようになってきた。そして近年、ボランティア活動の支援・「サービス・ラーニング」と呼ばれるボランティア教育に力を入れる大学が増加している。これは、地域貢献の活動へ参加することが、学生にとって大学での学びへの関心と理解を高めるとともに、人間的・社会的な成長に寄与するとして注目されているからである。本稿では、大学とボランティア、そして今日の大学生を取り巻くボランティア事情を考察し、大学生のボランティア観を論及した。その結果、大学生にとって、ボランティアが「インターンシップ」に近いものとして位置づけられているように思われた。しかし、大学生のボランティア観は多様かつ曖昧なものであった。そのため大学は、大学生のボランティア活動を促進させる前に、大学生のボランティアに対する理解を深めることが求められるだろう。 |
講評 | 大学生のボランティア観およびサービス・ラーニングについての考察である。筆者は先行研究の検討およびボランティア参加者の面接を通じて考察を行っている。構成について迷いがあり、議論が分散してしまっているが、先行研究の検討は比較的丁寧であり、面接調査の安易さを補っている。卒業論文として可とする。 |
キーワード1 | ボランティア |
キーワード2 | 社会貢献 |
キーワード3 | サービス・ラーニング |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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