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学科 社会学科
年度 2015
ゼミ名 森川 眞規雄
タイトル 日本社会における婚活の実態―「街コン」に参加した女性へのインタビュー調査を用いて―
内容 今日の日本では、20代の若者による「できちゃった結婚」などの急激な増加が見られる一方で、「未婚化」や「晩婚化」が増加しており結婚形態の二極化が進んでいる。以前と違い結婚が自由に行われるようになったがために、結婚年齢がばらつき、自分の思い描いた選択ができなくなってしまったため、簡単に結婚することができなくなった。そういった中で巻き起こったのが「婚活ブーム」である。「婚活」という言葉は、2007年11月5日に発売された雑誌『AERA』で山田昌弘氏が考察・提唱したことで、初めてメディアに登場して以来、婚活に関する様々な本や雑誌が出版され、婚活を事業とする企業や地方自治体までもが設立された。本稿では、「街コン」に参加した女性へのインタビュー結果を元に、現代女性の結婚観を論及した。その結果、「街コン」とは、結婚難の要因とされている「モテる人とモテない人の階層分化」と「もっといい人がいるかもしれないシンドローム」の象徴であり、婚活パーティーと合コンとの中間としての要素を持ち合わせていることから、結婚の道への第一歩として存在しているのであろうといえる。
講評 いわゆる「婚活」についての考察である。筆者は結婚を阻害する要因について考察した後、インタビューデータを用いて結論を導いている。先行研究の検討、およびインタビューの運営ともに粗雑で安易なところが散見するが、卒業論文として欠格とはいえず可と評価する。
キーワード1 結婚難
キーワード2 婚活
キーワード3 街コン
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