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学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 杉本 久未子 |
タイトル | 京都の飲食店におけるおもてなし ―祇園エリアと四条烏丸エリアの比較から― |
内容 | 近年、日本的な精神文化を表す言葉として「おもてなし」が多用されている。テレビCMやホテルの広告などで「おもてなしの心で対応いたします」といった言葉を耳にすることが増えた。本稿では祇園エリアと四条烏丸エリアのそれぞれで飲食業に携わる方々へのインタビュー調査を通して、二つのエリアの比較から、おもてなしは地域や店の特性によって違いがあるのか、また京都の飲食店におけるおもてなしの姿を明らかにすることを目的としている。インタビュー調査の結果、接客サービスに関して祇園では支払いがその場で終わらないことが多いため、接待等の場合お客様に対して細やかな気遣いをしている点が祇園特有の接客であることがわかった。また、今回インタビューをした方々の考えるおもてなしの共通点として、お客様の期待に応えて満足を実現するために、会話を通してニーズを探り対応しようとする姿勢がうかがえた。この姿勢が京都の飲食店におけるおもてなしの姿と言えるのではないかと考える。 |
講評 | 地域特性に注目したものとして、「京都の飲食店におけるおもてなし-祇園エリアと四条烏丸エリアの比較から-」がある。地域差=顧客ニーズの違いがおもてなしの内容(店の空間づくり、料理の提供、接客サービス)に違いをもたらすことを示し、おもてなしのポイントは、相手のニーズを会話等を通じて探り出すという社会的相互行為にあるとした。 |
キーワード1 | 京都 |
キーワード2 | おもてなし |
キーワード3 | お客様の満足 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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