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学科 | 社会学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 杉本 久未子 |
タイトル | 量販店のグローバルマーケティング イトーヨーカ堂とカルフールを中心に |
内容 | グローバル化の波は、小売業まで及んできた。日本を代表するイトーヨーカ堂も例外ではなく、中国を中心とし、海外展開を繰り広げている。イトーヨーカ堂は、日本流のおもてなしの精神は勿論の事、ドミナント経営と呼ばれる地域に根ざした出店方針とっている。特定の地域に根差した経営をすることによって規模の面では外資系総合小売企業に到底及ばないものの反日デモの際も被害を最小限に食い止める等、本論文での対象となっている中国において根強い人気を誇っている。一方、フランスの企業であるカルフールがとる出店方針は、カーブ経営と呼ばれる中国政府が定めた法の盲点をつき認可を得ることなく半ば強引に海外展開を進めている。また、エヴリデイロウプライスと言われるようにどこよりも安く売ることを心情とするカルフールとイトーヨーカ堂を比較検証していくことで、本論文では、対照的な両社が中国市場をターゲットとする際にとった特徴や課題を見ていき、同じ小売業のイトーヨーカ堂とカルフールでは、異なる現地化路線を展開していることが明らかになった。 |
講評 | 「量販店のグローバルマーケティング イトーヨーカ堂とカルフールを中心に」の内容は、マーケティングの定義から物流システムまで多岐に及ぶ。論述の中心である両企業の比較では、中国市場の特質や多様性と両企業の企業文化を含む経営戦略の関わりが分析されていて興味深い。 |
キーワード1 | ドミナント経営 |
キーワード2 | カーブ経営 |
キーワード3 | グローバルマーケティング |
キーワード4 | |
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