詳細
学科 社会福祉学科
年度 2015
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 知的障害者の進路指導と職場定着支援
内容 近年,障害者雇用に関する日本の雇用状況は改善されつつある.2014年の厚生労働省の調査によれば,民間企業(50人以上規模の企業:法定雇用率2.0%)に雇用されている障害者の数は,43万1225.5人でうち知的障害者は9万203人,11年連続で過去最高の数値である. 本研究では,知的障害のある不就業者(約13万2000人)の60.6%に就業意欲がないという厚生労働省のデータから,障害者雇用と職場定着支援をすすめるためには,雇用先への制度の拡充や職場の理解のみならず,特別支援学校時代からの進路指導やキャリア教育の重要性を指摘した.加えて,一般労働者に比べ知的障害者は約4年平均勤続年数が短いというデータから,知的障害者がよりよく生活し,職場に定着するためには周囲のどのようなサポートが必要なのか,最も身近な支援者である家族ができること,雇用先の代表者・人事担当者ができること,同僚ができることの三つの立場で整理した. 
講評 本論文は,障害者雇用に関する日本の雇用状況を厚生労働省のデータを駆使して障害者雇用と職場定着支援をすすめるための考え方と方策について論述したものである。雇用先への制度の拡充や職場の理解のみならず,特別支援学校時代からの進路指導やキャリア教育の重要性を指摘した.加えて,一般労働者に比べ知的障害者は勤続年数が短いというデータから,知的障害者がよりよく生活し,職場に定着するためには周囲のどのようなサポートが必要なのか,最も身近な支援者である家族ができること,雇用先の代表者・人事担当者ができること,同僚ができることの三つの立場で整理している。
キーワード1 特別支援学校の進路指導
キーワード2 就労移行支援
キーワード3 職場定着支援
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.