詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 上野谷 加代子 |
タイトル | 知的障害者の結婚・子育て |
内容 | 筆者は,アルバイトやボランティア活動の中で障害と関わることが多く,小さな偏見やそれに対する障害者の気持ちに触れる機会があった.その中で,知的障害者の結婚や子育てを扱ったドラマのSNS内で心ない書き込みに疑問を抱いた.実際に,知的障害者の人権の尊重は他の障害よりも遅れている.そこで,知的障害者の結婚や子育てがどういった位置づけにあるのか,現状を理解し,現在行われている援助やその問題点を知り,どう対応していくのかに焦点をあて研究を行った. 第一章では,知的障害者に焦点をあてつつ,障害者の人権が今日までどのような形で確立されてきたのか,性に対する人権がどのように扱われてきたのかを述べる.第二章では,知的障害者が恋愛を通し結婚していく上での困難や,現状について述べる.第三章では,知的障害者が子育てをしていく上で,どの様な支援を望むことができるのか,現状の体制や課題を考察するという構成となっている. |
講評 | 本論文は,ボランティア活動等での障害者との関わりから,偏見やそれに対する障害者の気持ちに触れる機会を原体験として大事にし、実際に,知的障害者の人権の尊重が他の障害よりも遅れているのではないかという問題意識から、知的障害者の結婚や子育てがどういった位置づけにあるのか,現状を理解し,現在行われている援助やその問題点を知り,どう対応していくのかに焦点をあてた論文である。障害者の人権が今日までどのような形で確立されてきたのか,性に対する人権がどのように扱われてきたのかを述べ、知的障害者が恋愛を通し結婚していく上での困難や,現状について、そして知的障害者が子育てをしていく上で,どの様な支援を望むことができるのか,現状の体制や課題を考察している。問題意識が明確で、純真である。現状をふまえ、課題・問題点を鋭く指摘し、今後に向けての方向を示した優れた論文である。 |
キーワード1 | 知的障害者 |
キーワード2 | 結婚 |
キーワード3 | 子育て |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |