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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 上野谷 加代子 |
タイトル | 学生から見た自治体の必要性と課題 |
内容 | 近年,自治会に代表される多くの地域自治組織で住民加入率の低下や中心メンバーの高齢化を原因として,地域の連帯感の希薄化や,地域社会そのものが脆弱化していることが問題となっている.そのため新たに若い世代を活動に巻き込んでいく必要があると考え,今後独立した世帯を持つようになると考えられる学生を対象にして,「学生の自治会・町内会に対する意識調査」を実施した. 本研究では,学生という若い世代が求める自治会の役割から現在の自治会における課題点を考察した.第1章では,明治から現代までの自治会を取り巻く法制度などの変遷を振り返る.第2章で,「学生の自治会・町内会に対する意識調査」の結果と,そこから分かる自治会の課題点を考察する.第3章では,調査で明らかとなった課題の1つである情報共有に力を注いで地域活動を盛んにすることに成功した京都市中京区明倫学区の事例を取り上げ,情報を共有することの有効性を明らかにする. |
講評 | 本論文は、近年,多くの地域自治組織で住民加入率の低下や中心メンバーの高齢化を原因として,地域の連帯感の希薄化や,地域社会そのものが脆弱化していることの問題を指摘し、若者が自治会への関心をもつための条件を考察しようとしたものである。学生を対象にして,「学生の自治会・町内会に対する意識調査」を実施した.本研究では,学生という若い世代が求める自治会の役割から現在の自治会における課題点を考察している。明治から現代までの自治会を取り巻く法制度などの変遷を振り返り、「学生の自治会・町内会に対する意識調査」の結果と,そこから分かる自治会の課題点を考察している。さらに、調査で明らかとなった課題の1つである情報共有に力を注いで地域活動を盛んにすることに成功した京都市中京区明倫学区の事例を取り上げ,情報を共有することの有効性を明らかにした。問題意識も明確で、今日的課題への解決に向け「学生調査」を実施し、しっかりとした論理も明快な論文である。 |
キーワード1 | 自治体 |
キーワード2 | 地域 |
キーワード3 | 情報共有 |
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