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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 母子生活支援施設における要支援児童に対する支援 |
内容 | 母子生活支援施設では, 被虐待児や発達障害児, 不登校等の行動課題を抱える要支援児童が増加しており, それらの課題は養育環境を中心とした環境との相互作用の中で形作られた二次障害である場合がある。本稿では, 先行研究による現在の母子生活支援施設の実態調査と, 母子生活支援施設へのインタビュー調査を踏まえ, 当事者の個別性を尊重したうえでどのような介入が得策であるか考察した。 また, 親子関係を再構築するためにはどのような支援が望ましいのかということについて述べた。要支援児童を支援するうえでは, 児童だけでなくその養育環境である母親と家庭そのものに対しアプローチすることが求められた。母親と子どもの関係性を適切にし, 親子関係を再構築するためには, 職員が毎日子どもに寄り添い受け入れることと, 母親の負担を軽減し育児ができる余裕を持たせること, そして母親が持つ資源も含め様々な機関と連携することが必要だと結論付けた。 |
講評 | 本研究では, 母子生活支援施設の被虐待児や発達障害児, 不登校等の行動課題を抱える要支援児童に着目して, 著者自身が実際に行ったインタビュー調査を踏まえ, 当事者の個別性を尊重したうえでどのような介入がよいのかを熟慮して考察したものである。親子関係を再構築するために, 職員が子どもに寄り添うこと, 母親の負担を軽減し育児ができる余裕を持たせ, その資源も含め様々な機関と連携することが必要であると結論している。 自ら足を運んで実地調査を行うなど, 母子生活支援の福祉実践に興味関心をもち, 積極的にテーマ設定をして絞りこみ, それを卒業論文として取り組み地道に考察をしてきたことは高く評価できる。今後は, 母子生活支援に必要とされる資源や連携が具体的に何であるかをさらに探求することであろう。大学院においてしっかり深化していってもらいたい。お疲れ様でした。 |
キーワード1 | 母子生活支援施設 |
キーワード2 | 要支援児童 |
キーワード3 | 親子関係再構築 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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