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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 施設養護の課題と方向性 -専門性の向上と家庭的養護の推進- |
内容 | 現在の日本の社会的養護体制のもとでは、要保護児童の多くが児童養護施設に入所し、養育を受けている。しかし、少子化や核家族化など、家庭環境の変化に伴い、施設に入所する児童の抱える問題も変わっていく。そうした流れの中で、現在の施設の大半が大舎制という施設形態では、児童の養育の場として不十分になってきている。 まず第一章では、家庭をめぐる環境の変化について、第二章では社会的養護の役割や施設養護の現状、そして課題について述べる。そして、第三章では施設養護の課題に対する現状の取り組みや実例について紹介していく。最後に社会的養護の国際比較などもふまえながら、今後の施設養護のあり方についての考察を行っていく。 |
講評 | 児童養護の問題を取り上げるとき、里親、養子縁組、家庭再統合といったテーマが取り上げられることが多い中で、本論文は施設養護のあり方について論じたものでした。第一に被虐待児や障害をもつ児童の増加など入所理由の変化への対応のためにも職員の専門性を高めること。第二に家庭的養護を推進するために施設の一層の小規模化が必要であること。これらの指摘は頷けるものでした。専門性の向上についての具体的展開が弱かったことは少し残念ですが、小規模化の問題については具体的に展開され、興味深いものでした。 |
キーワード1 | 社会的養護 |
キーワード2 | 児童養護施設 |
キーワード3 | 家庭的養護 |
キーワード4 | 里親 |
キーワード5 | |
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