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学科 社会福祉学科
年度 2015
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 在宅医療を必要とする 子どもと家族に対する 医療ソーシャルワークの必要性
内容 近年医療は急速に進歩してきたが,かつて救命と治療を中心としてきた小児医療分野においても,高度な医療機器・医療的ケアを必要としながら在宅生活へ移行することが一般的になってきた.しかし一方で,子ども本人や在宅生活を支える家族に対する心理社会的サポートには課題が多く,地域で安心して在宅医療を受けられる体制が十分に機能しているとは言えない現状である.
本論文では,在宅での高度な医療的ケアを必要とする子ども本人と家族が置かれている状況を明らかにし,社会福祉の視点からどのような支援が求められているのか,子ども本人と家族の「地域生活を支える」ことに焦点を当てて考察する.そして退院から在宅の支援過程における医療ソーシャルワークの必要性について考えていく.
講評 社会福祉学の理念を背景におきながら、障害児が在宅で生活を継続することの日本の現状と課題を示すことができた。先行文献の整理はさることながら、在宅生活継続には生活支援の視点(ソーシャルワークの立場による支援の視点)が欠かせないことを論じた。実際にソーシャルワーカーとしての支援者が積極的に関与している現状とはいえないが、他の職種たちが果たしているソーシャルワーク的機能とその限界について触れることができた点は評価が高い。障害児を在宅で看取った親にも協力をえてインタビューし、質的分析をすることもできた。
キーワード1 小児医療
キーワード2 在宅
キーワード3 医療ソーシャルワーク
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