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学科 社会福祉学科
年度 2015
ゼミ名 永田 祐
タイトル 居場所事業においての参加者評価から見えてくるもの ―山科区「フリースペース」を調査して、居場所事業の未来とは―
内容 昨今、地域のつながりが薄れてきていると言われている。少子化、超高齢社会の日本において私たちは、都市化、効率化による他者との接点の希薄化、他者や地域に対しての無関心などによって、社会を形成するうえで必要不可欠な「地域のつながり」をないがしろにしてしまっている。その現状に対しての取り組みの一つに「ふれあい・いきいきサロン」などの居場所事業がある。本稿では、サロンではないが、居場所事業の一環としてフリースペース型の居場所を開設している山科区の「フリースペース」について調査しており、サロンや居場所事業の制度面からの狙いや目的を理解し、利用者側からの評価や意識を調査し分析することで新たな知見の獲得と蓄積を目指すとともに、事業が狙いを実現できているか、地域社会での日常生活における人間関係の形成にまで居場所活動が寄与しえるのかを検討していく。
講評 実習での経験から、地域の居場所づくりについて、山科区のフリースペースを事例に研究に取り組みました。地域のつながりをつくるために、サロン活動や様々な居場所づくりの取り組みが進められていますが、実際にその効果や実情を調査したものは多くありません。その中で、実際にフリースペースに赴いて質的な手法でその実態を明らかにしたことは大きな意義があると思います。マイペースな筆者の良さを生かして、地域とかかわる福祉の仕事を続けてほしいと思います。
キーワード1 「居場所」
キーワード2 「利用者評価」
キーワード3 「フリースペース」
キーワード4 「向こう三軒両隣」
キーワード5 「灰色」
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