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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | すべての子どもの育ちをみんなで支えるために ~実践から、あるべき地域を考える~ |
内容 | 私は、4年次、あるNPO法人において、実習生として「子どもの貧困対策事業」に携わった。そこで展開される支援は、社会福祉専門職によって、子どもたちの持つしんどさを直接的に癒そうとするものではない。学生を中心とするボランティアサポーターたちとのごく自然な関わりを通して、子どもたちはしんどさを和らげ、元気になるプロセスを歩んでいく。こうした実践を目にする中で、そこには専門性とは異なる機能があると感じ、社会福祉の専門性について考え直したことから、本論文の主題の設定に至った。 本論文ではまず、社会福祉の専門技術、とりわけ間接援助技術について、先行研究から、その要素や機能をとらえ直す。次に、それらを、実習経験をもとに実践と照らし合わせ、その専門性がどのように機能しているのかを確認する一方で、専門性とは異なる機能を明らかにすることを試みる。さらに、それぞれの機能が、地域全体へ展開される可能性をも考察したい。 |
講評 | 4回生での実習ⅦⅧで携わった山科醍醐子どものひろばの実践を通じて、専門職ではない地域や学生のボランティアサポーターの役割を考察しました。コミュニティワークの概念を丁寧に読み解いて、自分なりの枠組みを作り、実習を通じて感じた疑問に自分なりの答えを出せたことは、大変意義があったと思います。子どもの育ちを地域で支えるというテーマは、これまであまり研究の蓄積のない分野でもあります。今後、いっそう研究を進め、この分野を開拓していく人材になることを強く期待しています。 |
キーワード1 | 「地域」 |
キーワード2 | 「子ども」 |
キーワード3 | 「専門性」 |
キーワード4 | 「間接援助技術」 |
キーワード5 | |
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