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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | スポーツ消費行動におけるファン文化の在り方~バレーボールを中心に~ |
内容 | 第1章ではバレーボールの起源と発展について読み解き、観戦者の持つまなざしとの関係を明らかにした。第2章では、メディアがスポーツを過度に「物語化」することでスポーツの「商品化」が進み、メディアとスポーツとの関係性が、メディアによる支配へと形を変えていることへの警鐘を鳴らしている。第3章では、メディアによって表象されるアスリートの魅力的な身体が「男の眼差し」を持って描かれており、それは男性だけでなく女性視聴者/読者にも深く根付いていることを明らかにした。またかつて「見られる」側であった女性が「見る」者へと変化し、それとともに男性が「見られる」ものへと転換している風潮がバレーボールにも見て取ることができることを説明した。 これから分かるのは、バレーボールに限らず、メディアのもつ「まなざし」がスポーツを過度に「エンターテイメント化」することで、スポーツは形骸化してしまっているという危険性である。 |
講評 | バレーボールを素材にして、消費されるアイテムとしてのスポーツを考察している。単にバレーボールの魅力を分析するのではなく、現在社会においていかにメディア文化のなかで消費されているか、その実態にせまっている。スポーツを「する」と「みる」の対比から考察したり、ジェンダーの視点で考察していく手法に手堅いものがある。 |
キーワード1 | バレーボール |
キーワード2 | スポーツ消費行動 |
キーワード3 | まなざし |
キーワード4 | スポーツの物語化 |
キーワード5 | メディアのスポーツ表象 |
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