詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 連載漫画のキャラクター設定とその社会的背景 |
内容 | 数十年前まで娯楽のひとつでしかなかった漫画は今や日本を代表する文化としての地位を築き、その市場規模も拡大させてきた。本論文は、連載漫画に登場するキャラクターが連載当時どのように人々に受け入れられ、愛されてきたかを当時の社会背景と照らし合わせて明らかにするためのものである。まず第 1 章で戦後から現在に至るまでの少年漫画の掲載メディアとその内容の変遷をなぞる。戦後の物資がなく国民も貧しかった時代から少年漫画がどのように生み出され、社会に定着し、人々の生活に合わせて変化してきたかを明らかにする。第 2 章では、年代別に具体的な作品を例に取り、作中のキャラクターがどういった理由で当時愛され、共感を呼んだかを、社会背景と照らし合わせながら解明する。第 3 章ではこれまでの漫画の歩みを振り返りながら、漫画と社会がどのような関係性を保ってきたのかについて考察を行う。 |
講評 | 戦後のストーリー漫画の変遷、とりわけキャラクターの変化が、時代の変化とどう結びあっているのかを論じた論文。メディアの変化と作品の変化を関わらせながら、上記の問題を考えている。「巨人の星」「はだしのゲン」「幽遊白書」など、ヒットした作品を取り上げ、考察しているとろに具体性がある。時代と作品に関する膨大な情報を理解しながら、要領よく書きあげている。 |
キーワード1 | 漫画 |
キーワード2 | キャラクター |
キーワード3 | 登場人物 |
キーワード4 | 漫画の歴史 |
キーワード5 | 社会背景 |
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