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学科 メディア学科
年度 2015
ゼミ名 竹内 長武
タイトル MADへもたらすデジタル化の影響
内容 クールジャパンと呼ばれる程に、アニメや漫画をはじめとするサブカルチャーは日本を代表するコンテンツになるまで成長してきた。その背景には、ファンたちによる「二次創作・二次利用」がコンテンツを盛り上げている要因の一つとなっている。そんなイラスト、同人誌、コスプレなどの二次創作・二次利用の中でも興味深い存在であるのが「MAD」である。MADのルーツは1970年代後半の「MADテープ」と呼ばれるカセットテープが媒体の時代にたどり着くほど古い。イラストや同人誌がインターネットによってより多くの人を対象に素早く発信できる場を獲得したのに加え、MADは編集関連のフリーウェアの充足によって制作過程にまで大きな影響を受けており、二次創作の中でも大きな変化を遂げてきたと考えられる。これまで人知れずその歴史を積み重ねてきたMADがインターネットから具体的にどんな影響を受け、その結果MADがどのように変質したのかをこれから確認していきたいと思う。
講評 一般には無視されがちな二次創作、なかでも大幅な改編のコンテンツに、総合的な視点をあわせた論考である。MAD動画だけではなく静止画、音楽等のジャンルにまで目配りして分類。またMAD作品が普及したニコニコ動画の配信や、それに関連するフリーソフトの普及にまで言及している。MADの職人気質にも視点をあわせていて、この分野の奥深さを指摘している。
キーワード1 MAD
キーワード2 ニコニコ動画
キーワード3 SNS
キーワード4 フリーウェア
キーワード5 二次創作
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