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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 女性ファッション誌の変遷と今後の課題-赤文字系雑誌の表紙モデルと特集タイトルの分析- |
内容 | 本論文では、赤文字系雑誌4誌の表紙を題材に取り上げ、それぞれの雑誌の売り手が発行部数をのばすために、どのような工夫を凝らして他雑誌との差をつけようとしているのか比較分析を行った。 研究方法としては、各雑誌の過去と現在の変化も見るために、8年前の2年分と直近の2年分から、それぞれの表紙を飾る人物、表紙から見る大特集の企画タイトル、この2つの観点でそれぞれの分析を行って特徴を挙げ、各雑誌の違いを明らかにした。 過去と現在合わせて4年分の分析を行ったが、いずれも発行部数の多い雑誌と少ない雑誌の共通点はさほど見つからず、今回の分析だけでは各雑誌と発行部数の相関関係を明確にできなかった。ただ、それぞれの雑誌の表紙の大特集のタイトルから考えられる可能性というのはいくつか挙げられた。 人々をあっと言わせる企画作りや専属モデルを今以上に育てていくことは、雑誌の人気を再燃させる1つの手だと考えられる。また、今回は大きく2つの観点でしか比較を行わなかったが、他の観点の比較も交えると、各雑誌と発行部数の相関関係をより明確にすることができるだろう。 |
講評 | 今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
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