詳細
学科 メディア学科
年度 2015
ゼミ名 小黒 純
タイトル 雑誌『Hanako WEST』に表象される場所イメージの研究
内容  本論文では、①『Hanako WEST』が表象する場所イメージを読み取ること、②『Hanako』と比較することにより、関東女性と関西女性の違いを見出すことを研究の主な2軸とし、首都圏に特化したエリア情報誌『Hanako』の関西版である『Hanako WEST』の表紙と特集記事の量的分析と記述分析、そして、『Hanako』の先行研究を参考にして『Hanako』と『Hanako WEST』のそれぞれの特徴を比較した。
 その結果、『Hanako WEST』からいくつかの特徴が読み取れた。また、『Hanako』と『Hanako WEST』では類似点を見つけることができた。
 本論文は研究対象範囲が1年間分と狭いため、今回の結果は単に一時的な傾向なのか、連続的に見られる文化なのかは明らかでない。今後の課題である。
講評  今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。
 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。
 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。
 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。
 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。
 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。
 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。
キーワード1 ターゲットメディア
キーワード2 Hanako WEST
キーワード3 場所イメージ
キーワード4 女性
キーワード5 ライフスタイル
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.