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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | ディズニー映画におけるプリンセス像―『マレフィセント』と『眠れる森の美女』の内容分析― |
内容 | 本論文では、ディズニー映画の中のプリンセス像の変化を明らかにし、ディズニー映画が長年愛され続けている理由を検討することを目的としている。『眠れる森の美女』と『マレフィセント』を研究対象として、物語の内容分析を行った。分析方法は、ナラティブ分析におけるストーリー・テリングを採用した。 分析結果、プリンセス像は受動的な性格から主体的な性格へと変化していることが明らかになった。考察としては、ディズニー映画は、時代の風潮に合わせたプリンセスを主人公とすることで、長年多くの人々から愛されているという示唆を得ることができた。 一方、本論文では、ディズニー映画において、プリンセスが登場しない作品についての考察はできなかった。今後は、プリンセスが登場しないディズニー映画について分析し、昔から現代にかけてどのようなことを伝えようとしているのかについて検討していきたい。 |
講評 | 今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | ディズニー映画 |
キーワード2 | 眠れる森の美女 |
キーワード3 | マレフィセント |
キーワード4 | ナラティブ |
キーワード5 | プリンセス像 |
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