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学科 メディア学科
年度 2008
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル 『働きマン』とジェンダー
内容 本論では、男性向け漫画雑誌に連載されながらも、作者・主人公共に女性である
『働きマン』という漫画を題材として取り上げ、『働きマン』が年齢や性別などを含
め、どのような人々に支持されているのか、なぜ支持されているのかについて考察し
ている。
本論は4章で構成されており、第1章では『働きマン』が連載されている青年漫画に
ついて、読者層や発行部数を含めて記述しており、第2章では、『働きマン』のス
トーリーや登場人物、シーンなどを元に、登場人物のジェンダー観や仕事観を分析し
ている。第3章では、『働きマン』の関連書籍を分析することで、『働きマン』が女
性から支持されていることを明らかにし、第4章では、『働きマン』に関する新聞・
雑誌記事を通して、『働きマン』の女性登場人物と現実の働く女性の共通点や悩み、
問題などに触れている。
このように、『働きマン』の作中や関連書籍、新聞・雑誌記事などを分析・考察す
ることによって、『働きマン』という漫画は、現実に近いリアルな形で働く人々を描
き、またそのことが、現実の働く人々から支持されているという結論に到っている。
講評 佐伯ゼミでは、ジェンダーとメディアを主要テーマにしているため、テレビ・ドラマ『働きマン』と女性の社会進出、女性オーディエンスのためのメディア戦略としてのイケメン・ブーム、客室乗務員とメディアなど、女性とメディアを論じた卒業論文で充実した成果があがった。テーマ設定は、スポーツ、ファッション、メディアのなかの言葉使いの男女差、犬・猫のメディア表象など、18名という比較的多人数の学年だったこともあり、バラエティに富んでいた。年4回(春秋各2回)の発表を積み上げて完成する形で指導しているため、ほとんどの学生が、注、参考文献の充実した、形式的にも完成度の高い論文を提出したと評価できる。
キーワード1 働きマン
キーワード2 働く女性
キーワード3 ジェンダー
キーワード4  
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