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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 日本と世界から見た“日本の認識”の差異 ―日本語版・海外版観光ガイドブックの比較から― |
内容 | 本稿では、増加するインバウンドを背景に、海外からの訪日外国人観光客が、「日本の文化や歴史等に、何を期待しているのか、もしくは求めているのか」について、日本と海外の出版社が出版する日本の観光ガイドブックの比較を通した、分析結果をまとめている。 本稿では、国内外で人気のある京都を分析対象とし、比較する観光ガイドブックには、JTBパブリッシングが出版する『楽楽シリーズ京都』と、ロンリープラネット社が出版する『Lonely Planet Japan 2015』を選定した。 比較項目はそれぞれ、「観光・京の祭り・モデルルート」の3つの大項目に分類した。それぞれの比較の結果、訪日外国人観光客は、「日本特有だと考えられるハード面を、強く求める傾向にある」ことがわかった。 本稿で用いた両ガイドブックは、双方の特徴が非常に似通っている、とは言いにくく、より似通うガイドブックで比較を行えば、より具体的な分析結果を得ることができると考えられる。 |
講評 | 今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | インバウンド |
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