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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | メディアによってドラマ化されたスポーツ中継――― 日本女子プロゴルフを事例に ――― |
内容 | 本論文では、女子プロゴルフ中継を分析し、視聴者は何に感動し、いかにしてドラマ化されているのかを明らかにした。「スポーツ報道はメディアによってドラマ化されている」という視点から考察を行った。 分析方法は、第三十一回伊藤園レディスゴルフトーナメント最終日の中継を分析していく。中継映像と実況・解説の発話、二つの視点から分析を行う。中継されている14番ホールから、18番ホールで全選手がホールアウトするまでをその対象とし、その時間枠の中でどのような内容が放送され、中継が構成されているのかを調べる。その結果から、ゴルフに関係のない映像・発話が多く放送されていることが分かった。そして、ゴルフ中継はメディアによってドラマ化されているということが明らかになり、今後のスポーツ報道について指摘した。 メディアがスポーツというものを、面白く伝えることは大事である。しかし、ゴルフ中継においてはスポーツ本来の姿を報道するべきであり、今後もスポーツ報道の在り方を問い続ける必要があると考える。 |
講評 | 今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | メディア |
キーワード2 | ドラマ化 |
キーワード3 | 女子プロゴルフ |
キーワード4 | 中継 |
キーワード5 | |
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