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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | プロ野球人気は落ちているのか ―ローカルイベント化への道― |
内容 | 本論文では、プロ野球人気の低下が指摘される中で、その定義を確認し、現在の日本国内での文化としての位置づけを明らかにすることを目的とした。研究方法としては、プロ野球中継の視聴率の分析、観客動員数の分析、イベント性の分析を中心として、プロ野球の人気の定義を明らかにした。 その結果、現在の関東圏でのプロ野球中継の視聴率は、プロ野球の人気の基準として不適切であることがわかった。また、観客動員数の分析とイベント性の分析から、プロ野球は地方都市圏においてローカルイベント化し、存在感を示しているということが指摘された。文化が多様化していく中で、プロ野球がメジャーコンテンツであり続ける必要はなくなったのだ。 球場に人を呼び込もうとする各球団の経営努力がなされる中で、今後マス・メディアの中でプロ野球がどのような扱いをされていくのか注目したい。 |
講評 | 今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
キーワード1 | プロ野球 |
キーワード2 | 視聴率 |
キーワード3 | 観客動員数 |
キーワード4 | 球団経営 |
キーワード5 | ローカルイベント |
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