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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 市民参加型マラソンにおけるスポンサーシップの目的に関する研究 ―大阪マラソンのミズノ、神戸マラソンのアシックス― |
内容 | 本論文では大阪マラソンと神戸マラソンについて、それぞれのスポンサーはどのような協賛や宣伝・プロモーションを行っているのか、また今日のランニング・マラソン人気を活かした効果的な宣伝とはどのようなものなのかをまとめている。研究方法は現地調査とインタビュー調査の2つの方法を実施した。 ミズノは全社共通の展望としてライフスタイル関連商品の強化を設定しており、大阪マラソンをランニングビジネス拡大の機会と捉えメディアと現場両方のプロモーションが行われていた。一方神戸マラソンをサポートするアシックスでは、阪神・淡路大震災に関するイベントのサポートを行うなど、神戸の本社を置く地元企業として地域社会への貢献、つまりCSR活動の一環として神戸マラソンをサポートしている印象が強く感じられた。 市民参加型マラソン大会を含め、スポーツイベントのスポンサーとして、自社の置かれた市場の環境を見極め、企業目標や商品をアピールしたい対象に向けた宣伝広告活動を行うことが重要である。 |
講評 | 今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
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