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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | フットサル選手とサッカー選手のインタビュー比較 ―雑誌「フットサルナビ」と「ワールドサッカーダイジェスト」を用いて― |
内容 | 本論文では、フットサル雑誌とサッカー雑誌を用いて、選手のインタビュー記事での内容にどのような違いがあるのかを明らかにした。 日本ではマイナースポーツであるフットサルの選手と、世界で活躍するサッカー選手のインタビュー記事を研究対象とした。フットサル唯一の専門雑誌であり、奇数月に一回発行の「フットサルナビ」と、毎号3~4人の有名なサッカー選手のインタビュー記事が載っている毎月二回発行の「ワールドサッカーダイジェスト」を用いた。 今回フットサル選手とサッカー選手のインタビュー記事を比較することでいくつかの共通点と違いが明らかになった。フットサル選手のインタビューは一つの項目に深く聞かれていることが少なく、サッカー選手のインタビューは深く掘り下げている記事が多かった。マイナースポーツであるフットサルの雑誌はまだ選手個人にフォーカスする段階ではないことがわかった。 今後は少しずつフットサル選手の知名度が上がり、インタビューの回数が増えていき、内容も濃くなっていくだろう。事実、最新号2015年9月号の「フットサルナビ」には表紙にインタビューが宣伝されていて、これまでとは異なり文量が増えていた。 |
講評 | 今年度は前年度に続き最大規模の20人を超えるゼミとなった。就職活動が後ろ倒しになったことも影響し、指導は困難を極めた。2~3人を除き、なかなかスイッチが入らなかったからである。全体としての取り組みに遅さは、間違いなく“記録的”であり、気象庁の表現を真似すれば“これまで経験したことのないレベル”だった。 前年度は11月に行った「卒論合宿」に代わるものとして、12月3日に、大学院博士課程の樋口摩彌さんの協力を得て、終日の「特別ゼミ」を設定した。しかし、姿を現したのはわずか8人。この時点でも半数以上は、スイッチが入っていなかったことになる。 愛用のオレンジ色のフリクション・ボールを何本消費しただろうか。チェックしては、ScanSnap でスキャンし、添付ファイルとしてメールで返送するという繰り返し。クリスマスイブ前日には、提出を予定していた全員が姿を見せた。 土壇場の頑張りで帳尻を合わせた例が多々あった。最後の数週間の取り組みで、かなりのレベルに引き上げて、完成させた、ということだ。その馬力には感心させられた。もともと先行していた中には、修士レベルというものもあった。 1月に入ってからの卒論発表会では、「やっていて楽しかった」「提出締め切りが来てしまったが、もっと続けていたかった」という感想も。指導教員へのリップサービスでなければよいのだが・・・。 今年度は例年以上に、先行研究のレビューをしっかり行うように指導した。また、研究目的が明確かどうかにも、厳しいハードルを課した。進み方は最も遅くても、出来映えは一定水準に達したものが揃った。 指導する側にとっても、大いなる学びと発見の機会を得ることになった。このメンバーに出会えたこと、そして一緒に卒論に向き合ったことを感謝している。お疲れさま、そして、ありがとう。 |
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