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学科 メディア学科
年度 2015
ゼミ名 竹内 幸絵
タイトル なぜ、若者はスターバックスに並ぶのか~日本のコーヒー文化とソーシャルメディアに関する考察~
内容 SNSに登場する「スタバなう」という投稿。若者はなぜ、スターバックスに訪れ、このようなつぶやきするのだろうか。20年前にアメリカのシアトルからやってき、日本のコーヒー文化にセカンドウェーブをもたらした『スターバックスコーヒー』は、今や社会現象を引き起こしている。日本にある店舗は1000を突破し、新商品が発売されたり新店舗がオープンしたりすればニュースに取り上げられるほどである。そして、話題に乗っかった若者たちがスターバックスに列をなすのだ。その心理には、綿密に作り込まれたスターバックスのブランド力と、SNSの普及が深く関わっている。SNSを利用することで自己顕示が容易になり、若者の自分を認めてもらいたいという承認欲求を満たすモノとして、「なんか、かっこいい!」というスターバックスがマッチしたのであった
講評 執筆者は在学中長期間にわたり京都で行列ができることで有名な鴨川のスターバックスでアルバイトをしてきた。そこでの同店と仕事仲間に共感すると同時に、どこかで、「でもなぜここまで人気なのか?」という疑問を抱えていたようだ。シアトルから来たコーヒー文化に若者はどうしてここまで魅かれるのか。それが本論文のテーマの基幹である。
社会現象とまで言われるスターンバックスの人気は、「スタバなう」というSNSでのつぶやきなしにはあり得なかった、という分析が本論文の結論である。アルバイトをしたからこそ可能だったスターバックスの綿密なイメージ戦略への理解があった。そして自身が大学生という立ち位置にあったことで企業に埋没するのではなく、一般の若者の行動や心理を身近に理解することもできた。この両方を持ち得る大学生の卒論ならではのテーマと分析が、本論文の読みどころである。
キーワード1 スターバックス
キーワード2 ブランドらしさ
キーワード3 ソーシャルメディア
キーワード4 若者心理
キーワード5 自己承認欲求
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