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学科 | メディア学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 竹内 幸絵 |
タイトル | 男性的な缶コーヒー、女性的なコンビニコーヒー―なぜ、女性はコンビニコーヒーを飲むのかー |
内容 | 本論文は、大きな飲料の分類において同じコーヒーであるにも関わらず、「なぜ、女性は缶コーヒーを手に取らないにもかかわらず、コンビニコーヒーを手に取るのか」という疑問を明らかにするものである。私は上野千鶴子『スカートの下の劇場』をテキストとし、彼女の論じる「女性がセクシャル的なものを選ぶ基準において異性からの視線はそのひとつである」ことが飲み物を「飲む」という行為においても同様に「異性の視線」が関係しているのではないかと考えた。そこで、これを立証するためアンケートを実施。そして、それをより吟味するために、アンケート回答者1名を対象にインタビューを行った。その結果、女性は飲むという行為においても身近な異性の視線を気にしているということが明らかになった。また、比較調査として同時に行っていた男性との関係の調査から図らずも「社会的なことを意識する男性とパーソナルなことを意識する女性」という結果も図らずも得ることができた。 |
講評 | 彼女の最初の単純な問いかけは「なぜコンビニコーヒーは女性にヒットしたのか」であった。缶コーヒーは飲まないがコンビニコーヒーは手にする、という女性たち。疑問を深めるヒントに、上野千鶴子氏の著作を勧めた。果たして彼女はその内容に驚きながらも、「見られるものとしての女性の自意識」をテーマとした論文を目指す決意を固めてくれた。 上野の論考を「コーヒーを飲む」という行為に置き換えて思考を深めるとともに、インタビューやアンケートで同世代の女性の意識を探り事実を積み上げていった。最終的には男女の意識の差をもあぶりだすことに成功し、内容は大きく飛躍・発展した。 テーマを決めた際にはまだ全く意識になかったことだが、執筆者は論文執筆と並行した就活で、飲料メーカーに内定した。何かの縁が繋がっていたと感じる充実した卒論執筆となった。 |
キーワード1 | コンビニコーヒー |
キーワード2 | 缶コーヒー |
キーワード3 | 異性からの視線 |
キーワード4 | 女性の自意識 |
キーワード5 | |
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