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学科 | メディア学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | メディアを通して見る、日本の客室乗務員像 |
内容 | 私は、「メディアを通して見る、日本の客室乗務員像」というテーマについて調べ た。客室乗務員という職種がなぜ、これほど人気があるのか、ということや、「スッ チーは合コンでモテる」、「スッチー=美人」といった、よく耳にするこれらのフ レーズ、このような固定観念はどこから生じたのかということを雑誌記事や新聞記事 を基に探った。 さらに、「アテンションプリーズ」という、客室乗務員をテーマにしたドラマを分 析し、日本航空の全面協力の下に製作されたこの作品の中では、客室乗務員の上辺だ けのイメージや、その職務内容を軽視するような偏見を取り去って、より「本当の客 室乗務員像に忠実な姿」が描かれていることを発見した。 最終章では、保安要員としての客室乗務員を考えたとき、「なぜ日本の客室乗務員 は圧倒的に女性が多いのか」という問題提起の下、実際に日本で採用されている男性 客室乗務員の例を挙げ、その必要性を追究、男性客室乗務員の増加になかなか本腰を あげて動き出そうとしていない、日本の航空会社の問題点や課題についても言及し た。 |
講評 | 佐伯ゼミでは、ジェンダーとメディアを主要テーマにしているため、テレビ・ドラマ『働きマン』と女性の社会進出、女性オーディエンスのためのメディア戦略としてのイケメン・ブーム、客室乗務員とメディアなど、女性とメディアを論じた卒業論文で充実した成果があがった。テーマ設定は、スポーツ、ファッション、メディアのなかの言葉使いの男女差、犬・猫のメディア表象など、18名という比較的多人数の学年だったこともあり、バラエティに富んでいた。年4回(春秋各2回)の発表を積み上げて完成する形で指導しているため、ほとんどの学生が、注、参考文献の充実した、形式的にも完成度の高い論文を提出したと評価できる。 |
キーワード1 | スッチー |
キーワード2 | アテンションプリーズ |
キーワード3 | 男性客室乗務員 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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