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学科 | メディア学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 柴内 康文 |
タイトル | 携帯メールとコミュニケーション行動~性差・年齢差の検討~ |
内容 | 携帯電話の普及率が90%を超え、特に10代後半から20代の若者の所持率がほぼ100%に近づいた今、携帯電話は我々の日常生活に欠かせないツールとなったといえる。 本研究では、性差や年齢差(携帯電話利用年数の違い)に注目して、若者の携帯メール・コミュニケーションの特徴及び携帯メールによるコミュニケーションが若者の心理面(特に孤独感)に与える影響について検討した。その結果、女性の方が携帯メール上での情緒的・コンサマトリー的コミュニケーションを好み、道具的コミュニケーションは性別に関係なく親和動機が高い者ほどよく行うことがわかった。また、青年期入ってから携帯電話を利用し始めた者は、女性より男性の方が携帯メール上での情緒的・コンサマトリー的コミュニケーション量や友人数によって孤独感の強弱が左右されやすく、一方思春期初期もしくは思春期以前に利用を開始した者は、女性の方が情緒的・コンサマトリー的コミュニケーション量や友人数によって孤独感の強弱が左右されやすいという結果になった。 |
講評 | さまざまなメディア現象に関する実証研究に取り組んでもらいましたが、今年も調査に加えて実験的手法、またオンライン掲示板の内容分析など、さまざまな手法によるアプローチが行われ、興味深い結果もいくつか出ています。それぞれ理論的な詰め(仮説の導出)、また分析には粗さ、問題点を抱えていますが、それでも実証的に何かを主張することの困難さ、そしてそれを達成した結果の重要性を認識したことと思います。 |
キーワード1 | 携帯メール |
キーワード2 | 携帯電話使用開始時期 |
キーワード3 | コミュニケーション |
キーワード4 | 性差 |
キーワード5 | |
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