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学科 メディア学科
年度 2008
ゼミ名 柴内 康文
タイトル ケータイ小説の流行から見る若者の「リアル」
内容 現在若者を中心にケータイ小説が流行しているが、その背景には若者の心理的部分との関連があるのではないかと考え、そこから現代の若者の特徴を明らかにするべく調査をした。調査は大学生を対象として、ケータイ小説利用などに関する質問と、孤独感や対人信頼度といった心理的な質問をアンケート形式で行った。結果、ケータイ小説を読んだ事のある人は女性だけを対象としてみてみると、半数近くにのぼり、中高生が主なターゲットと言われているケータイ小説が意外に大学生にも読まれているという事が分かった。しかし、ケータイ小説を読む頻度については、八割近い人があまり読まないと回答し、大学生においてはケータイ小説を好んで何冊も読むという傾向は非常に少ないこともわかった。心理的部分については孤独感、自尊心、対人信頼度という三つの心理尺度を調査対象として質問し、ケータイ小説を読んだ事があるかとの関連を調べる回帰分析を行ったが、残念ながらケータイ小説を読んだ事があるかと三つの尺度には関連がなく、性差による影響が強いという結果となった。よって今回の調査ではケータイ小説の流行と若者の心理的特徴の関連を明らかにすることはできなかった。
講評 さまざまなメディア現象に関する実証研究に取り組んでもらいましたが、今年も調査に加えて実験的手法、またオンライン掲示板の内容分析など、さまざまな手法によるアプローチが行われ、興味深い結果もいくつか出ています。それぞれ理論的な詰め(仮説の導出)、また分析には粗さ、問題点を抱えていますが、それでも実証的に何かを主張することの困難さ、そしてそれを達成した結果の重要性を認識したことと思います。
キーワード1 ケータイ小説
キーワード2 リアル
キーワード3 自尊心
キーワード4 孤独感
キーワード5 対人信頼度
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