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学科 教育文化学科
年度 2015
ゼミ名 山田 礼子
タイトル 日中大学生のジェンダー意識の差 ―日本人大学生と日本在住の中国人大学生の比較分析を通して―
内容 日本に来る前に「日本人の女性が優しい」「妻にするならば日本人の女性は最高だ」という話が中国人男性からよく聞かれていた。実際に日本に来てみて、日本人との付き合いを通して、日中の女性を比較すると、確かに中国人女性の方が強いという印象を抱いた。また、日本と中国との文化の違いを大きく感じる場面は多いと思われる。特に、日本社会に存在する男女の違い、すなわちジェンダーが文化の違いのひとつの代表例としてあげられる。日本社会では日常生活や職場などにおける男女差が小さくない。なぜ日本ではこのような男女差が存在しているのか、ジェンダー観に対する日本人と中国人の意
識の差はどのようなイメージなのか、さらに、その差は自国におけるジェンダーの背景とどのような関係があるのかを明らかにすることを本研究の目的とし、質問紙調査を通して、日本人と中国人とのジェンダー観の比較検証を行う。
講評 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が10名、10000字が1名の計11名であった。
今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けながら、課題に取り組み、アドバイスを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。自主的な学修を行っていることは評価できるが、一方では、中途半端な状況で教員や大学院生およびラーニング・コモンズの教員への学習指導を受けにいっていることが課題として浮かびあがってきた。完全とはいえないながらも、ある程度自分で書き上げるあるいは推敲した原稿を提出して指導を受けるべきであろう。その意味で、今年の学生たちは中途半端な状態での指導を受ける頻度が例年に比べてかなり高かったことが残念であった。
キーワード1 日本人のジェンダー観
キーワード2 中国人のジェンダー観
キーワード3 大学生ジェンダー意識
キーワード4 フェミニズム
キーワード5  
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