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学科 | メディア学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 山口 功二 |
タイトル | 犯罪報道と発達障害 |
内容 | 近年、世間を騒がせる重大な事件や少年犯罪において犯人が精神鑑定に持ち込まれた結果「発達障害」「アスペルガー症候群」であった、というような事がメディアで大きく扱われるようになった。近年になって急に発達障害を持った人々が、それも犯罪者というかたちで急増してきたわけではないにも関わらず、このような報道が増えてきたのは何故か。そこには日本における発達障害の歴史の浅さと認識の普及の低さという問題がある。 この論文ではまず、発達障害という概念の歴史に触れ、社会の中で発達障害がどのように扱われてきたかを検証する。そして犯人が発達障害と認定された実際に起こった二つの事件をモデルに、そこでどのような報道がなされてきたか当時の新聞記事を基に再現し、そこからうかがえる注目度の高い事件の報道における問題点を考える。そして批判と偏見を生みがちな障害者に対しての報道はどのようにあるべきか、受け手側は報道をどのように受け止めるべきかについて検証する。 |
講評 | クラスの軸テーマは、「現在文化研究』である。そのために例年、多様な分野の卒論が集まる。 ①スポーツ、②音楽、③デジタル・メディア、④旅行、⑤ファッション、⑥社会問題などである。卒論のタイトルをみても「ご当地キャラのメディア露出」「闇サイトと社会問題」「伝染する自殺」「犯罪報道と発達障害」などの時代を反映するテーマとともに「飲み物とコミュニケーション」の関係を描いた論文などがあり、色々教えられることがある。 |
キーワード1 | 発達障害 |
キーワード2 | 犯罪報道 |
キーワード3 | 少年犯罪 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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